秋の恒例行事

おはようございます。ジャボーです。私の実家では、毎年この時期にお味噌作りをしています。今年もつい最近作ったばかりです。簡単に工程を説明しますと…麦味噌ですが、甘味を出すために、我が家では、麦に少しだけお米を加えています。それを蒸して、もろ蓋に移し、麹菌を少しずつ振りかけ、発酵して綺麗に花が咲くのを待ちます。花が咲いた状態が下の画像です。

これを作業のしやすい広いところに広げて、手で優しくほぐし(発酵していて、温かいです。)、予め大豆を蒸してつぶして手のひらいっぱいの大きさに丸めたもの(大豆を蒸したいい匂いで、これだけでも美味しそうでした。)と塩を加えてよ〜く混ぜて、力を入れて練ります。年季が入っている父と母は、やはり慣れていて上手です。練れば練るほど見慣れたお味噌に近付きます。頃合いを見計らって、手のひらいっぱいの大きさに丸めて1箇所に集めます。集めたものを全部崩して、カビがこないよう焼酎を少しだけなすりつけて、また練り直して再度先ほどのように丸めます。

最後に、容器に入れるのですが、空気が入らないよう丸めたものを叩きつけるように入れていきます。これは、父の仕事です。叩きつけたあと、隙間のないように手のひらで押しながら容器に入れていきます。容器の上までぎっしりと詰め込んで出来上がりです。それが、一番上の画像です。

私が手伝うのは、今書いたところだけですが、それ以外にもたくさんの工程があります。麹菌を加えた後は、いつ花が咲くか分からないので、ひと晩中様子を見るために何度も起きるそうです。また、美味しいと喜んでくれる親戚などにも配ったりもするので、何回か味噌作りをするのです。父も母も80歳を超えているのですが、本当に手を抜かずにいろいろこなしているので、我が親ながら尊敬と感謝をしています。私も近い将来、自分でこのように出来るか自信がありませんが、なんとか受け継ぎたいな と思っています。

さてさて、容器に入った我が家の一年分のお味噌は、一ヶ月もすると食べられるようになります。新米ご飯と初々しいお味噌のお味噌汁のコンビが今からひじょ〜に楽しみです(^o^)